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相続税の申告の際に、土地の調査をします。

現地を見に行くことも多いのですが、その中で驚くことがあります。

 

相続人様が、その土地自体をよくわかっていないケースがあるのです。

ある申告で、相続人様と一緒に現地調査に行った際、

「あれ！誰かが住んでる！家が建ってる！」と驚かれ

私が「とにかく、聞いてみましょう」と言うと、

「いや、誰だかわかんないし、怖いから行きたくない」とおっしゃるのです。。。

 

被相続人であるお父様が、ずっと昔に誰かに貸して、

その土地に無料で住みつき、家まで建ててしまっていたのです。

最初は無料ではなかったのかもしれません。

 

物陰からその土地を見ていても、どうしようもないので

市役所へ誰が住んでいるか確認に行きました。

 

これは愛知県のある田舎の方の市でした。

市役所の方も「個人情報」などと言うこともなく

ほいほいと資料を開示してくれるのです（驚きました）

 

その後、間に弁護士さんではなく、市役所の方がはいってくださり

現況を把握し円満に解決したのです。

田舎だったからかもしれません。

 

親子間で財産に関して、伝達がうまく行っていないケースがよくあります。

すると極端ですが、上記のような事も起こりえます。

 

できれば親御さんの生前に、お持ちの不動産に関しては、使いみちや

賃貸借契約がどうなっているかなど、聞き取りをしておくほうがよいでしょう。

 

親の財産のことはなかなか聞きにくいという方も多いのですが、

トラブルなどを事前に防ぐためにも、ぜひお話をきいておいてください

この記事を担当した税理士

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